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おひたしでお馴染みのほうれん草。その栄養成分と効能とは?

ほうれん草が身体に与える栄養成分と効能 野菜・果物の豆知識

ほうれん草は青菜の王様と言われ、スーパーなどの店頭に常に並んでいますが、旬は冬で甘みも増してきます。今回は、ほうれん草の栄養成分と効能について調べてみましょう。

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ほうれん草ってどんな野菜?

緑黄色野菜の代表格でもあるほうれん草は、原産地が西アジアで世界中で栽培されています。日本でも主に秋まき栽培をし、11月~3月に収穫します。夏に夏まき用の品種を使って栽培しているところもあります。出荷量の全国1位は千葉県で、関東圏が上位を占めています。ほうれん草にも種類があって、其々に特徴があります。昔は「冬菜」と呼ばれる位寒い時期の野菜でしたが、今では年中美味しく頂けます。何故か根元に赤い部分がありますが、それはマンガンと呼ばれるミネラルが含まれているということです。

ほうれん草の種類

東洋種
ほうれん草は西アジアで生まれ、後に東西に分かれました。東洋種は中国が原産で、葉がギザギザしていて甘みがあります。日本では主に東北地方で栽培されています。
西洋種
ヨーロッパで品種改良されたもので、葉が丸みをおびていて小松菜に似ています。夏に多く出荷され、アクが強いので高温調理に向いています。害虫に強く日持ちがするのも特徴の一つです。
一代雑種
東洋種と西洋種の交配したもので、葉の形が三角形の「剣葉系」と葉に切れ込みがない「丸葉系」があります。
・ちぢみほうれん草
「寒締め栽培」で育て、寒さから身を守る為に葉が縮みます。アクが少なく甘みが強いです。
・赤茎ほうれん草
茎だけが赤紫色をしていて、アクが少なく色どりもきれいな生食用です。
・サラダほうれん草
葉が柔らかく茎も細いのでそのまま食べられます。
※日本で栽培されている種類は100以上あります。

ほうれん草の栄養成分

ビタミンC
ほうれん草に含まれるビタミンCには抗酸化作用があり、生活習慣病などの予防に効果があります。ビタミンCは万能ビタミンと言われ、鉄と一緒に摂れば吸収率が高くなります。ほうれん草には両方含まれています。
ビタミンE
ほうれん草にはビタミンEが含まれ、油を使うことでより多く摂取できます。血管が酸化するのを防ぎ、血行を良くする作用があります。
カリウム
カリウムが多く含まれているのも特徴で、ニンジンの2倍以上もあります。過剰に摂取したナトリウムを体外に排出する効能があります。高血圧やむくみの予防にも役立ちます。
葉酸
ほうれん草にも多く含まれる葉酸は、妊娠中の女性には摂りたい栄養成分です。生で食べることでより多く摂取できます。
鉄分
緑黄色野菜の中でも鉄は多く含まれていて、ビタミンCと葉酸とも一緒に摂れるのはほうれん草の特徴です。この鉄分も女性には欠かせない栄養成分です。
βカロテン
ほうれん草にもβカロテンが多く含まれています。βカロテンは目や皮膚を健康に保ち、風邪予防にもなります。
シュウ酸
ほうれん草にはシュウ酸が含まれていて、余りプラスの効果だとは言えません。このシュウ酸は唾液中のカルシウムと結びついてシュウ酸カルシウムとなり、尿路結石になると言われているからです。けれど茹でることでシュウ酸はなくなりますから、軽く短時間で茹でましょう。

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ほうれん草の調理法や保存法

■保存方法
まず軸が太くて、根元の赤みが強いものを選ぶようにします。保存する際には湿らせたキッチンペーパーで包み、その上からラップをして冷蔵庫の野菜室に入れます。日持ちさせたい時には、少し茹でて水けを切り冷凍します。その際小分けにしておくと便利です。
■アク抜きは必ずしましょう
ほうれん草はアクが強いので、アク抜きをしっかりしなければなりません。上記で説明しましたシュウ酸が含まれていますから、アク抜き必ず必要となります。

ほうれん草の効能

■ガン予防
大学の研究により、ガン予防の効果は実証されています。又乳ガンの発症リスクを抑える効果もあるということです。
■喘息予防
喘息の症状を緩和したり、予防する効果があると言われています。

このほかにも、高血圧を改善したり骨や歯を強くする効果もあると言われています。

さいごに(ちょっと小話)

古い話ですが、1930年代のアメリカで生まれた漫画「ポパイ」を知っていますか?ピンチに直面した時に、ほうれん草の缶詰を食べると力がみなぎり、敵を倒してしまうというヒーローです。日本でもテレビアニメとして放映され、ポパイは有名なヒーローとなりました。当時そのパワーアップさせるほうれん草の缶詰も話題になり、身体に良い野菜だというのが子供にも分かるようになりました。
ポパイのお陰で需要量もかなり増えたのだとか・・・。実際缶詰も作られたということです。

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