
ほっこりと甘いさつまいも。焼き芋やふかし芋にすると美味しいですよね。しかし、気になるのはその栄養や糖質、カロリー。何気に重量感のあるさつまいもは食べると体の中でどんな働きをするのでしょうか。今回は、さつまいもをもっと美味しく食べるために、その栄養効果や他の食材との糖質比較、保存法などをご紹介していきます。
さつまいもの栄養効果とは?
さつまいもには女性に嬉しい栄養効果がたくさんあります。
美肌効果
さつまいもには、ビタミンEとビタミンCが含まれており、この2つの栄養の相乗効果により美肌・美白効果が期待できます。特にビタミンCは芋類の中でトップクラスに含まれています。本来熱に弱いビタミンCですが、さつまいものビタミンCは周りをでんぷんに囲まれているので加熱に強いという嬉しい特徴もあります。
便秘解消効果
さつまいもは、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を持つので、他の食材よりもはるかに整腸作用があり、便秘に効果的です。切ると出てくる白い液「ヤラピン」は、樹脂の一種で、腸が波打つように動く蠕動運動を促進する働きがあり、食物繊維との相乗効果で、一層お腹の中をきれいにしてくれます。
ストレス解消
さつまいもには、神経をリラックスさせてくれる栄養素がたくさん含まれています。主な栄養素はビタミンC トリプトファン マグネシウム カリウムで、これらが合わさると神経の興奮を抑えたり、安心感が生まれたりして、気持ちを穏やかにしてくれます。熟睡効果もあります。
さつまいもの糖質とカロリーを徹底比較!

ずっしりとしたさつまいもは糖質やカロリーが気になるところです。女性に嬉しい効果がたくさんあっても、太ってしまえば本末転倒ですよね。実際の生のさつまいもの糖質は、100g中30.3gでカロリーは132kcalです。これは調理した場合や他の食材と比べてどうなのでしょうか。比較してまとめました。
100gあたりで計算すると…
品名 | 糖質 | カロリー |
生のさつまいも | 30.3g | 132kcal |
焼き芋 | 35.5g | 163kcal |
蒸し芋 | 29.6g | 134kcal |
じゃがいも | 16.3g | 76kcal |
里芋 | 10.8g | 58kcal |
長いも | 12.9g | 65kclal |
ごはん | 36.8g | 168kcal |
食パン | 44.3g | 260kcal |
パスタ | 71.3g | 149kcal |
うどん | 20.8g | 105kcal |
そば | 24.0g | 114kcal |
ショートケーキ | 43.0g | 308kcal |
どら焼き | 55.6g | 271kcal |
参考
食品の糖質量|おいしい低糖質ロカボスタイル https://www.locabostyle.jp/carb/
カロリーSlism – 栄養成分/カロリー計算 https://calorie.slism.jp/
さつまいもは他の芋類に比べると糖質とカロリーが高めですので、食べ過ぎには注意が必要です。特に焼き芋にすると糖質とカロリーがぐんと高まるので、蒸して食べるのがおすすめです。しかし、お菓子やデザートなどと比べると糖質もカロリーも低く、腹持ちも良いので、おやつとして食べるにはピッタリの食材です。
下ごしらえと保存方法

生のさつまいもから調理していく場合の下ごしらえや保存方法を見ていきましょう。
下ごしらえ
薄い皮の下にはアクが多いため、皮付きで使う時には水に浸けてから使いましょう。この時に、浸けすぎるとビタミンCが流出してしまいます。3分ほどを目安に浸けましょう。
保存方法
保存する際は1本ずつ新聞紙で包み、寒暖差の少ない冷暗所で保存しましょう
また、収穫直後は甘みが少ないのが特徴で、通常スーパーなどで売られているさつまいもは収穫後1ヶ月以上熟成させてから売られています。ですので、もし収穫してから食べる場合は1ヶ月程度熟成させてから食べると甘みがのって美味しいですよ。
保存方法
さつまいもは、栄養価の高い優秀な食材ということが分かりました。糖質やカロリーを加味して、上手に食べればダイエットにも向いています。さつまいもを食べて、美味しく、体の内側から綺麗になりましょう。
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